エレベーターの荷重試験は、かごに定められた荷重を載せて昇降させ、電圧、電流、速度等を測定し、それらの値が規定に適合することを確かめる試験をいう。
「昇降機の検査標準」(JIS A 4302)では、かごに載せる荷重を、直流エレベーターにあっては積載荷重の0%、100%、110%の3とおりとし、交流エレベーターにあっては、更に25%、50%、75%の場合を加えている。
なお、小荷物専用昇降機の荷重試験は、上記に準ずることと規定されているが、エスカレーターにあっては、積載荷重を載せない試験(無負荷試験)でよいことになっている。
このほか、「クレーン等安全規則」(昭和47年労働省令第34号)第141条においても、エレベーターの「落成検査」時の荷重試験について規定がある。
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